安全にバックするためのポイント

2021年3月掲載 運転時には、駐車するときなどバックしなければならない場面がありますが、車の後方は運転席からは見えない死角が多く、十分な安全確認ができないことも少なくありません。そのため駐車車両と接触したり、状況によっては後方の歩行者や自転車に気づかず衝突するといった事故も発生します。そこで今回は、安全にバックするためのポイントをまとめてみました。 東京大学先端科学技術研究センター 西成活裕教授 イメージ画像 西成活裕
2021年3月掲載 運転時には、駐車するときなどバックしなければならない場面がありますが、車の後方は運転席からは見えない死角が多く、十分な安全確認ができないことも少なくありません。そのため駐車車両と接触したり、状況によっては後方の歩行者や自転車に気づかず衝突するといった事故も発生します。そこで今回は、安全にバックするためのポイントをまとめてみました。 東京大学先端科学技術研究センター 西成活裕教授 イメージ画像 西成活裕

安全なバックの基本

乗り込む前に後方の確認をする

運転席から見た後方は、リアウインドウの下部やピラーの部分などに大きな死角があります。そのため、車に乗り込んでからの後方確認は不十分なものになりますから、車に乗り込む前に車の後方の状況を確認しておきましょう。
特に、学校や公園、病院などがある場所の付近では、車の後方に子どもや高齢者が近くにいるおそれがありますから、乗り込む前の確認を徹底しましょう。また、幼稚園など幼児がいる可能性のある場所では、念のため、車の床下も確認しましょう。

ギアやペダルの位置などを確認する

バックするつもりが前進してしまい事故につながったというケースがみられます。バックするときは、まずギアがバックに入っているかどうかを確認しましょう。また、バックするときは後向きになるため姿勢が不安定になりがちです。そのためアクセルとブレーキを踏み間違えるおそれがありますから、ペダルの位置もよく確認しておきましょう。

同乗者がいるときは誘導してもらう

バック時は死角が大きいので、同乗者がいるときには誘導してもらうとよいでしょう。ただし、誘導してもらう場合でも、それに頼り切るのではなく、自分の目で後方を確認することと、歩くくらいの速度でゆっくり後退することが基本です。
また、バックしてくる車と接触する危険を回避するため、誘導する人は車の進行方向から少し外れた位置に立ってもらうようにしましょう。

バック時の注意点

駐車車両の間にバックするときは側方間隔に注意

駐車車両の間にバックして駐車するときは、駐車車両と接触する危険があります。特に、運転席は右側にあることから、左側の駐車車両との側方間隔が直接自分の目では確認できないため接触する危険が高まります。このままバックしていくと接触するかもしれないと感じたときは、決して無理をせず、いったんバックを中止して、下車して状況を確認するくらいの慎重さが大切です。
また、曲がりながらバックする場合、車の前輪は後輪よりも外側にふくらみますから、後輪の部分は接触しなくても前輪の部分が接触することがあります。この点をしっかり頭に入れて側方の駐車車両との間隔に注意を払いましょう。

歩道や路側帯を横切るときは歩行者などに注意

道路脇にある施設の駐車スペースなどにバックして入る場合は、歩道や路側帯(以下、歩道等といいます。)を横切ることになります。そのようなときに、車が近づいているからといって、あわててバックすると、歩道等を通行してくる歩行者や自転車を見落とす危険があります。特に、バック時のドライバーの視線は後方に集中しがちなため、通行してくる歩行者などを見落としたり、気づくのが遅れるおそれがあります。
バックするときでも、歩道等を横切るときには、その直前で一時停止することが義務づけられていますから、必ず一時停止して、歩道等を歩行者などが通行していないかどうかを確認する必要があります。

バックモニターへの頼り切りに注意

後方の状況を映すバックモニターは、バック時の安全を確保するうえで非常に有効な装置ですが、後方の左右の状況は映さないという限界があります。そのため、バックモニターだけに頼ってバックをすると、左右から通行してくる歩行者や車両と衝突する危険があります。
バックモニターが装着されていても、安全確認は目視で行うことが基本であることを忘れないようにしましょう。

西成活裕教授からひとこと 最近はバックモニターや衝突防止センサーが付いている車も増えてきました。しかしそれに頼り過ぎると、付いていない車には乗れなくなってしまいますし、機械は故障する可能性もあります。やはり目視での確認は大切ですね。 東京大学先端科学技術研究センター 西成活裕教授 イメージ画像 西成活裕
西成活裕教授からひとこと 最近はバックモニターや衝突防止センサーが付いている車も増えてきました。しかしそれに頼り過ぎると、付いていない車には乗れなくなってしまいますし、機械は故障する可能性もあります。やはり目視での確認は大切ですね。 東京大学先端科学技術研究センター 西成活裕教授 イメージ画像 西成活裕
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