運転マナーの基本や実践例について

2020年4月掲載

マナーの良い運転は、さまざまな交通パートナーとの円滑な関係のベースになるものであり、自分にも相手にも事故を起こさせないための重要なポイントになるものです。そこで今回は、運転マナーの基本や実践例についてまとめてみました。

運転マナーの基本

「思いやり」と「譲りあい」の気持ちを持つ

運転マナーの基本は、「思いやり」と「譲りあい」の気持ちを持ち、相手の状況や立場を考えた運転をするということです。そのためには、優先意識を抑えることが大きなポイントになります。自車が優先だからといって、脇道から合流しようとしている車や進路変更しようとしている車を無視した運転行動をとると、相手の強引な割り込みなどを招き、事故につながることもあります。優先意識からは「思いやり」や「譲りあい」の気持ちは生まれにくいものです。相手がどのような運転行動を望んでいるかを読み取り、お互いに気持ちよく通行できるよう配慮した運転を心がけましょう。

道路交通状況に応じた運転をする

前方を初心運転者標識や高齢運転者標識などを表示した自動車が走行しているときは車間距離を十分にとる、学校や病院、介護施設がある道路では速度を落とす、スクールゾーンやゾーン30はできるだけ走行を避けるなど、道路交通状況に応じて、周囲の道路利用者に不安感を与えないような運転を心がけましょう。

感謝の気持ちを示す

運転中には、相手に譲る場合だけでなく、自車が相手に譲られることもあります。そのようなときは、相手に対して会釈をしたり手をあげるなどの身振りで感謝の気持ちを示しましょう。そうすることで、お互いに気持ちのよい運転を続けることができます。
なお、感謝の気持ちの示し方として、クラクションを軽く鳴らしたり、ヘッドライトやハザードランプを点灯させるという方法がとられることもありますが、誤解されるおそれがありますので避けたほうがよいでしょう。

マナーの良い運転の実践例

狭い道路で対向車があるときは停止して相手を先に行かせる

狭い道路で対向車が接近しているときは、相手が止まるだろうとは考えずに、自分のほうが率先して左に寄って停止し、相手を先に行かせるようにしましょう。ただし、左に寄るときは、道路端に工作物などがないかどうかを必ず確認しましょう。
また、車高の高い車は、上方にある看板やひさしなどに接触するおそれがありますから注意しましょう。

道路外施設の出入口を塞がない

赤信号のため交差点の手前で停止するとき、その付近に駐車場やレストランなどの道路外施設の出入口がある場合は、そこを出入りする車が予測されますから、車が出入りできるくらいのスペースを空け、塞がないよう配慮して停止するようにしましょう。また、道路が渋滞して停止するときも、同様の配慮をしましょう。

対向右折車を先に右折させる

片側1車線の道路で対向車が右折待ちで停止している場合、対向車が右折できないと後続車が先へ行けずに対向車線側が渋滞してしまうことがあります。そのようなときは、自車の左側方や後方から二輪車や自転車が接近していないことを確認したうえで、できるだけ対向車に道を譲り、先に右折させてあげましょう。

駐車場で発進しようとしている車を先に行かせる

スーパーマーケットなどの商業施設の駐車場や、高速道路のサービスエリアなどの駐車場を走行中に、前方で駐車していた車が発進しようとしているときは、後続車がいないことを確認したうえで、一時停止をするなどして、先に発進させてあげましょう。
また、駐車するときは、両隣りの駐車車両の乗降や発進を妨げないよう駐車エリアにきちんと駐車し、区画線を踏んだり、そこからはみ出さないようにしましょう。

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