車内の整理整頓時のチェックポイント

2019年1月掲載

車の外観はきれいにしていても、車内は意外と乱雑なケースがみられます。車内が整理整頓されていないと、走行中に物が転がるなどしてわき見を招くなど、運転に影響を及ぼします。そこで今回は、車内の整理整頓と整理整頓時における携行品のチェックポイントについてまとめてみました。

車内の整理整頓の必要性

わき見の要因となる

助手席や後部座席に不要な物を置いていたり、ダッシュボードに書類やパンフレット類などを置いていると、ブレーキを踏んだりカーブなどでハンドルを切ったとき、下り坂を走行するときなどに動いたり床に落ちるおそれがあり、それに目を奪われて前方への注意が欠けることがあります。

運転操作に支障が生じる

お茶やコーヒーなどのペットボトルや空缶を車内に放置していると、床に転がってブレーキペダルとの間に挟まってしまい、ペダルが踏めなくなるおそれがあります。

また、ダッシュボードから落ちそうになった書類などを手で抑えようとすることで、適切なハンドル操作ができないおそれがあります。

視界を悪化させる

ダッシュボードに書類などを置いていると、フロントガラスに書類などが映り込んで視界が悪くなります。

また、リアウインドウに小物やぬいぐるみなどを置いていると、後方の視界が悪くなり、死角を大きくさせます。

燃費を悪くさせる

不要な荷物を車内に置いていたり、使用しないルーフキャリアを装着したままにしておくと、車が重くなり燃費が悪くなります。エコドライブ普及推進協議会が提唱している「エコドライブ10のすすめ」によれば、100kgの荷物を積んでいると燃費が3%程度も悪化するということです。

車内の整理整頓のポイント

車内を整理整頓するときは、特に次の点に留意しましょう。

  • 飲み終えたペットボトルや空缶などが車内に放置されていないか確認しましょう。
  • ダッシュボードの上や助手席、後部座席に物が置かれていないか確認し、必要のない物は車外に出し、必要な物については、できるだけトランクに入れるようにしましょう。
  • トランクに不要な物が入っていないか確認しましょう。また、使用しないルーフキャリアは外しておきましょう。
  • リアウインドウに後方の視界を妨げる物を置いていないか確認しましょう。バックモニターが装備されている車であっても、左右から車の後方を横断してくる歩行者や自転車は映りません。後方確認は目視が基本ですから、それを妨げるような物は置かないようにしましょう。

携行品のチェック

車の整理整頓時には、走行中の思わぬトラブルなどに備えて、携行品についてもチェックしておきましょう。

  • 発炎筒
    発炎筒は、通常、助手席側のダッシュボードの下に取り付けられていますから確認しておきましょう。また、発炎筒には有効期限がありますから、期限切れの場合は交換しておきましょう。
  • 停止表示器材
    高速道路走行時に、故障などによって自動車の運転ができなくなった場合には、停止表示器材を設置することが義務づけられていますから(道路交通法第75条の11)、高速道路を走行する予定があるときは、車に積んであるかどうかを必ず確認しましょう。
  • タイヤチェーン
    ここ数年の冬期の気象状況をみると、降雪地域でなくても雪が降ることがありますから、冬期はタイヤチェーンを車に備えておきましょう。冬用タイヤを装着している場合でも、勾配の急な上り坂は登れないことがありますから、タイヤチェーンを備えておきましょう。
「チェーン規制」標識の新設 「道路標識、区画線及び道路標示に関する命令の一部を改正する命令について」の改正により、「タイヤチェーンを取り付けていない車両通行止め」の標識が新設され、平成30年12月14日に公布・施行されました。この標識が表示された区間は、チェーンを装着していない車は通行できません。チェーン規制が実施されるときや区間等の詳細は、国土交通省のホームページに掲示されている「チェーン規制について(Q&A)」をご覧ください。
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