山体崩壊(自然災害)による損害

イメージ画像 山体崩壊

1.山体崩壊(さんたいほうかい)とは

山体崩壊とは、火山の噴火により山自体が崩れ落ちることをいいます。

火山はさまざまな性質を持つ溶岩や軽石等の噴火時に噴出した物体で構成されており、内部は基本的に不安定な構造をしています。
火山の山体は地震や噴火によって崩壊しやすく、大規模な岩屑なだれや土石流を発生させます。山体崩壊は甚大な地形の変化と大被害を山麓にもたらします。
山体崩壊の有名な例としては、磐梯山(ばんだいさん)があげられます。最近では1,888年、北面の水蒸気爆発により山体上部が消失しました。流れ落ちた岩は山麓の河川をせき止めて多くの湖沼を作りました。この噴火により麓の多くの集落は埋没、あるいは湖底に沈む大被害をもたらしました。
山体崩壊を起こしやすいのは、成層火山という、山頂の火口で噴火が起こることによってできた円錐形の火山です。
富士山は成層火山の中で最も大型のため、もし山体崩壊した場合は大規模なものになるおそれがあります。
富士山は10万年ほど前から何度も噴火と山体崩壊を繰り返してできた火山です。約2,900年前には東側の斜面で大規模な山体崩壊が起こったと考えられています。
日本には現在110もの活火山があります。気象庁では火山監視・警報センターにおいて活火山の火山活動を監視しています。さらに火山噴火予知連絡会において選定された50火山(磐梯山・富士山を含む)については、関係機関からのデータ提供も受けた上で24時間体制の調査観測を行っています。

2.山体崩壊による自動車の損害は「車両保険」の補償対象外

保険商品というのは一般的な事故等その危険性をある程度予測できる災害を対象としているため、噴火に伴う山体崩壊は原則として、損害保険の対象外となっています。
山体崩壊による被害は、噴石が飛んできて自動車を破壊した、岩屑なだれや土石流に自動車が飲み込まれた、河川が湖沼化して車が水没した等が考えられます。しかし、いずれについても噴火を原因とするものについては車両保険の補償対象外とされています。

  • 本ページは、引受保険会社や担当行政機関にかかわらず、一般的なご説明を記載しております。

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