路面凍結しやすい時と場所・降雪時以外で視界悪化するとき

2018年12月掲載

冬季は降雪地域や寒冷地でなくても、路面が凍結していることがあります。凍結路面は発見しにくいためスリップして初めて気づくということもよくあります。また、積雪をする地域では吹雪などの降雪時以外でも視界が悪化することがあります。そこで今回は、凍結しやすい時と場所や、降雪以外で視界が悪化する場合を紹介しますので、走行中にそのような場所や状況にさしかかったときは、十分に用心して安全運転を心がけましょう。

路面が凍結しやすい時と場所

こんな場所が凍結しやすい

降雪地域や寒冷地でなくても、次のような場所は路面が凍結しやすいといわれていますから、スピードを落とす、前車との車間距離を長くとるなど慎重な運転を心がけましょう。

  • 橋の上
  • トンネルの出入口
  • 切り通し(山や丘陵などの間を切り開いて通した道)
  • 山間部などの日陰になっているところ

深夜から明け方は凍結しやすい

凍結路面は積雪路面よりもはるかに滑りやすいため、停止距離が長くなるだけでなく、ブレーキやハンドル操作のわずかなミスがスリップを招く危険があります。しかも、凍結路面は見分けにくいために発見も遅れがちになります。

気温の下がる深夜から明け方の時間帯や、雨が降った後などは凍結しやすいので、路面の状態に十分な注意が必要です。

トンネル内でも凍結していることがある

トンネルの中は雨も雪も降らないため、路面が凍結することはないように思えますが、そうではありません。走行車両の落とした雪がトンネル内で凍結していることがあります。積雪地帯や降雪地帯のトンネルを走行するときは、路面の状態に注意を払いましょう。また、長いトンネルの場合は、入口と出口の路面状態が変化していることがあります。入口では凍結していなくても出口は凍結していることがありますから注意しましょう。

降雪時以外で視界が悪化するとき

開けた場所では地吹雪が視界を遮る

道路の周囲に建造物や雑木林などのない開けた場所で雪が積もっているときは、強風が地面に積もった雪を吹き上げる「地吹雪」に注意が必要です。地吹雪は、道路には雪がない場合でも、道路の周囲が積雪していれば発生しますから、雪道ではないからといって安心はできません。特に防雪柵が設置されている場所は、地吹雪地帯であり、一見風がなく穏やかなように見えても、いきなり突風が吹いて地吹雪が舞いあがることがあります。激しい地吹雪に襲われると、前方がほとんど見えなくなり危険ですから、地吹雪が発生しそうな場所では、あらかじめスピードを落として慎重に走行しましょう。

前車や対向車などが舞い上げる雪煙が視界を遮る

積雪した路面を走行するとき、前車や対向車、片側2車線道路で自車を追い抜く車などが舞い上げた雪煙で前方が見えなくなるときがあります。特に相手がトラックなどの大型車の場合は雪煙が発生しやすくなります。先行車とは車間距離を十分にとり、すれ違うときや追い抜かれるときはハンドルをしっかり握り、雪煙に視界を遮られても決してあわてて急ブレーキをかけたりせず、落ち着いて視界が回復するのを待ちましょう。

  • 視界が悪いときには、前方をよく見ようと前かがみの姿勢になりがちです。このような姿勢では、とっさの場合にハンドルやブレーキ操作などを適切に行うことができず、操作ミスを誘発する危険がありますから、運転姿勢にも注意しましょう。
タイヤチェーンは冬季の必需品

冬季の走行ではタイヤチェーンは必需品です。雪の少ない地域でも、最近は突然大雪が降ることもあります。また、スタッドレスタイヤなどの冬用タイヤを装着している場合でも、上り坂などではチェーンが必要なときがあります。チェーンの未装着はスリップ事故などにつながるだけでなく、走行不能となって立ち往生した場合には、それが原因で渋滞が発生し大きな混乱を招くおそれもあります。チェーンが車に入っているか、傷などはないか、正しく装着できるかなどをしっかり確認しておきましょう。

  • イラストの二次利用はご遠慮願います

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