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台風接近時の車周りの備えをするタイミング
2020年3月掲載
台風が接近すると、大雨による冠水・土砂災害、暴風による飛散物が車にぶつかるなど、停車している車だとしてもさまざまなリスクがあります。台風による愛車の被害を防ぐためにも、気象情報を活用し早めに備えることが大切です。そこで、台風の襲来が予想されている際に、車の備えをするタイミングやコツをまとめてみました。
台風接近の際にしておくべき車周りの備え

台風が接近すると、暴風によって飛来物が増えます。駐車場付近に置物や植木鉢があると、これらが飛来して車の窓ガラスが割れたり、へこみができたりするので、事前に飛散しそうなものは家の中や倉庫の中に入れておきましょう。
車のボディー用カバーを使用すれば、飛来物による車への影響を軽減することが期待できます。車とカバーの間には、緩衝剤としてダンボールや布団などを挟んでおくのも有効です。
自宅が冠水や土砂災害に遭う可能性がある場合は、ハザードマップを確認して土砂災害・洪水の危険性が少ない海・川・山から離れた安全な場所や立体駐車場の上層階、高台に車を退避させることも検討しましょう。
台風接近のタイミングを気象情報で確認するコツ

台風が発生している場合は、台風の発生場所が住んでいる地域と離れていても、台風の進路を確認しておく必要があります。
気象庁は5日先までの台風進路予想を行っています。台風の予報円に入っている周辺地域は、接近・直撃の可能性があるので早めに備えましょう。
台風進路予想は、民間気象会社のウェザーニュースやアメリカ軍の合同台風警報センター(JTWC)でも行っています。これらの台風進路予想を比較し、予想が一致している場合は予報の信頼性が高いと判断できます。
台風進路予想を行う複数の機関の台風進路予想が不一致だと、台風が早く接近する・急に方向転換するリスクが高いため、より早い台風対策が必要です。
台風接近の3日前までには車周りの備えをしよう

台風の接近が予想されている場合は、接近・直撃が予想される日の3日前までには備えをしておきましょう。
台風が接近する数日前でも、台風の湿った風や前線の影響で大雨になる場合があります。大雨になると台風の備えは難しくなり、そのまま台風が接近して暴風の被害を受ける恐れもあります。
台風への備えは早ければ早いほど良いですが、最低でも3日前までには車周りの備えを終わらせておくのが理想です。
台風情報をこまめにチェックして早めの対策を

台風被害を防ぐためには、気象情報をこまめにチェックすることが大事です。
気象庁では、台風情報以外にも台風防災に役立つ気象情報を多く提供しています。
これらの気象情報を活用すれば、いつ、どれくらいの台風被害を受ける可能性があるのか把握できます。気象情報をチェックするのも個人ができる災害対策の1つです。
台風接近で慌てないためにも、気象情報や台風情報を活用して車周りの備えを早めに終わらせておきましょう。
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