交通事故を引き起こす「蒸発現象」「ハイドロプレーニング現象」「スタンディングウェーブ現象」ってなに?

「蒸発現象」「ハイドロプレーニング現象」「スタンディングウェーブ現象」は、交通事故の原因になりうる危険な現象として、自動車教習所で教えられたはずです。しかし、「どんなときに起きるのか」「有効な対処法はあるのか」と聞かれると、答えられない方が多いのではないでしょうか。本ページでは、これらの現象の発生要因や対処法について紹介していきます。

突然、歩行者が見えなくなってしまう「蒸発現象」

「蒸発現象」とは、夜間走行中に対向車と自分の車のヘッドライトが交錯する位置にいる歩行者などが、突然見えなくなる現象のことです。ハイビーム使用時や路面が濡れて光が乱反射しやすいときに、起きやすくなると言われています。

蒸発現象は人間の目の仕組みに起因するもので、ドライバーが積極的に防止策を講じるのは困難です。蒸発現象が起きる可能性があるということを頭において、夜間や雨の日は慎重な運転を心掛けるしかありません。また、高齢者は蒸発現象の影響を受けやすいという研究もあります。高齢ドライバーが増加の一途をたどる現在、今一度、危険性について再認識しておきたいところです。

タイヤが水の上に浮いてコントロールを失う「ハイドロプレーニング現象」

「ハイドロプレーニング現象」は、路面とタイヤの間にできた水の膜の上に車が浮かんでしまうことで、ハンドルやブレーキが効かなくなる現象です。通常、路面に水が溜まっていたとしても、タイヤの溝が排水機能を発揮し、グリップを保つことができます。しかし、高速走行によって排水が追いつかなくなったり、タイヤの劣化により排水機能が低下していたりすると、車が水の上に浮かび上がってしまいます。

ハイドロプレーニング現象が発生した場合の対処法は、「何もしない」が基本です。ハンドルを切ったり、ブレーキを踏んだりせずに、タイヤが接地し、コントロールが回復するのを待ちましょう。

この現象はドライバーの心掛け次第で、一定程度、防ぐことができます。前述の発生原因を作らなければいいのです。つまり、路面に水が溜まっている状況で不用意にスピードを出さないこと、わだちなどの水が溜まりやすい部分を避けて運転すること、これだけで発生リスクを低減することができます。タイヤの状態を定期的にチェックするクセをつけ、適正な空気圧と溝の深さを保てば、より安心です。

タイヤが波状に変形してしまう「スタンディングウェーブ現象」

「スタンディングウェーブ現象」とは、タイヤがたわんだ状態で高速回転したときに、接地面の後方が波打つように変形する現象のことです。この状態が続くとタイヤが異常発熱を起こし、最終的にはバーストしてしまう危険性があります。注意が必要なのは、スタンディングウェーブ現象が起きていても、ドライバーが認識しづらい点です。快調に走行していたはずが、突然、タイヤがバーストし、重大事故を引き起こしてしまうケースも考えられるのです。

スタンディングウェーブ現象の発生を回避するなら、タイヤの空気圧を常に適正値に保つことが重要です。適正空気圧と適正値の半分の空気圧のタイヤでテストを行ったところ、後者のタイヤだけがバーストしたという報告もあります。またこの現象は、タイヤが高速回転したとき、つまり高速走行時に発生しやすいものなので、高速道路を利用するまえには、ぜひタイヤの空気圧をチェックする習慣をつけてください。もちろん、タイヤのたわみ具合は荷重にも左右されるので、普段より重い荷物を積んだとき、多くの人数を乗せたときなどには、目視でタイヤのたわみ具合を確認したり、空気圧を高めに設定したりするなどの調整をすることをおすすめします。


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