ASK(アスク)

交通事故防止分野で活躍する「特定非営利活動法人 ASK」についてご紹介します。

  • 2014年7月1日〜2020年3月31日までの寄付先団体となります。

危ないのは、飲んだ翌朝です 〜まず正しい知識を!〜

下記の図は、アルコールの「1単位」です。ビール500ml、日本酒1合、チューハイ(7%)350ml――いずれも、アルコールが分解されて身体から消えるまでに約4時間かかります。
ビール500mlに続けてチューハイを2缶飲んだら、12時間かかる計算に。しかも睡眠中は分解が遅れるのです。仮眠をとってもアルコールは抜けないどころか、翌朝も残っている可能性が大!
実際に、「飲んだ翌朝に酒気帯び運転で検挙」というケースは多いのです。
「飲んだら乗るな」とモラルに訴えるだけでは、飲酒運転はなくなりません。 アルコールについての正しい知識が必要です。
多量の飲酒が習慣になっている場合は、この習慣を変えるための工夫が欠かせません。

アルコールの1単位 純アルコール20gを含むお酒 「ビール」・・・5%、ロング缶500ml 「日本酒」・・・15%、1合180ml 「ウイスキー」・・・43%、ダブル60ml 「ワイン」・・・12%、小グラス2杯200ml 「チューハイ」・・・7%、350ml 「焼酎」・・・25%、小コップ半分100ml

実感できる学習で、行動は変わります 〜ASKのプログラム〜

ASKは1983年に設立、アルコール・薬物によるさまざまな問題を予防する活動をしてきました。その柱のひとつが、飲酒運転防止です。

2005年に企画・開発し、職業運転手を対象に実施しているプログラムは、参加者の9割が節酒に成功し、「飲酒検知を心配しないので精神的に楽」「プロ運転手として自己管理する自覚ができた」など、大きな成果を挙げています。

2008年からは、飲酒運転防止インストラクター養成講座を開設、すでに3,000人を超えるインストラクターが認定され、全国各地の職場で啓発活動をしています。

2017年2月13日現在 ASK認定 飲酒運転防止インストラクターの人数 北海道・・・162人、東北・・・257人、関東・・・1126人、北陸・甲信越・・・127人、東海・・・335人、関西・・・499人、中国・・・145人、四国・・・92人、九州・・・229人、沖縄・・・104人 合計3076人(第9期生228人)

コンパのノリで悲惨な飲酒事故 〜若者へのプログラムを!〜

今、必要なのは、若者向けの飲酒運転防止プログラムです。ASKが実施した若者の飲酒運転事例の分析によると、運転者が10代〜25歳の飲酒運転事故では「一緒に飲んでいた仲間が同乗」「死傷事故が多い」「ひき逃げ・身代わり・無免許」などの傾向が浮かび上がっています。より悲惨な結末になるのです。

2006年8月に福岡で起きた3児死亡事故も、加害者は22歳の若者でした。仲間と居酒屋やカラオケで飲み、「ナンパ」のためドライブに出たのです。2014年3月、広島では、19歳の少年が運転するバーベキュー帰りの車が電柱にぶつかり、河川敷に転落しました。同乗していた19歳の少女が全身強打で死亡、2人が負傷。 このような事故が全国各地で、月に何例も起きています。

「運転」も「飲酒」も初心者の若者たち――教習所、高校、大学での飲酒運転防止教育が必要です。

ASKでは2015年から、飲酒運転防止インストラクターを学校等に無料派遣するプロジェクトを立ち上げました。あなたのクリックでどうぞご支援ください。

画像はイメージです

運転者だけの問題ではないのです 〜被害者遺族の訴え〜

下記の写真は、東名高速事故遺族の井上保孝さん・郁美さんご夫妻。お二人もASKの会員です。

1999年11月、東名高速道路で起きた飲酒運転事故で長女・奏子(かなこ、当時3歳)ちゃん、次女・周子(ちかこ、同1歳)ちゃんを亡くした井上夫妻は、厳罰化に加えてアルコールの知識の普及と依存症の予防・早期発見が必要、と訴えます。

「加害者の大型トラック運転手は、十数年前から飲酒運転を繰り返していました。不規則な勤務のため、効率よく早く眠るために寝酒という習慣で飲酒をするようになり、3年前からは昼間でも酒を飲むようになり、事故の半年前には体をこわして入院して、医者にも酒をやめるようにと指示されていました」

「十数年間、家族は、職場の人たちはどうしていたのだろう、という疑問が私たちに湧き起こりました。飲酒運転の芽を摘むために、本人はもちろんですが、周囲にいる人たちが正しい知識や情報を得られる世の中になってほしいと思います」
知識を広めるASKの「飲酒運転防止プロジェクト」に、あなたの力を貸してください。


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